星座石と似ているものとして「誕生石」というものがありますが、一般的には誕生石の方が広く知られていると思います。
星座石と誕生石の違いは、
- 誕生石:暦の月ごとに選定されたもの
- 星座石:占星術の黄道十二宮(星座)ごとに選定されたもの
現代では多くの国がグレゴリオ暦を使用しており、馴染み深いということで誕生石の方が一般的に知られているのだろうと推測されます。
誕生石
この誕生石も元を辿ると星座石の起源と同じルーツですが、星座石よりも誕生石の方が有名になったのは、15世紀頃の宝石商たちが、宝石をもっとたくさん売るために誕生石大々的に広めたことが大きな理由になっています。
現在における誕生石の基盤となったのは1912年にアメリカの宝石業界の大会で決まったもので、その誕生石を選定した宝石商の中に、現代でも有名なティファニー社がありました。
最近の話題として、2022年の3月に年ぶりに誕生石が改訂されて幾つかの石が新たに誕生石に加わりました。
このように、誕生石は宝石商によるビジネスの都合が入った形で決められたものであり、誕生石が最初に決められたときの組み合わせとは大きく異なっております。
時代によって変化することはありますが、原型がだんだんと薄れていくと同時に、誕生石をお守りとして持つことの意味も薄れてしまうように思うのです。
星座石
一方で星座石は、良くも悪くも世間一般的に広まらなかったことで原型から大きく外れることもないので、星座石に込められたエネルギーが現代にも脈々と受け継がれているのでしょう。
ただ、星座石の中にも起源を大切にしている古典的な星座石とは別に、各星座の特徴をサポートする役割の守護石も存在しています。
私たちクリスタル占星術協会では、そのような星座の守護石をヒーリングストーンと呼んでおり、セッションに役立てています。
このように、誕生石もその石を持つ人のお守りとして永く大切にされてきたものですが、私たちは「占星術をもっと身近に感じて、星座石を通じて星の動きをより意識して日々を過ごせるように」という想いがあるので、より宇宙とのつながりを受け取れる星座石を採用してアクセサリーを作成しています。